ヴィパッサナー瞑想 in ネパール
ネパールでヴィパッサナーメディテーションに参加してきました。
ヴィパッサナーとは
ヴィパッサナーはブッダが行った瞑想法の一つで、頭の先からつま先までをスキャンする瞑想法です。
世界各国にヴィパッサナーセンターがあり、まったく同じ内容をコースを受けることができます。今回私は、ネパール旅行に合わせてちょうどネパールのセンターで席が取れたので参加してきました。
ヴィパッサナーについて詳しくは↓
環境
場所:Dhamma Pokhara Vipassana Meditation Centre(Begnas 湖のすぐ横)
食事:朝・昼ご飯はネパール飯(数種類のカレーとごはん、生野菜)、夜フルーツ
部屋:私は五人部屋で、シャワートイレは共用
そのほか:携帯、パソコンは10日間預けて外との連絡は一切なし、周りとのコミュニケーションは取らない、本を読んだり何かを書いたりすることも禁止。
基本はただただ瞑想に集中する。ほかにもたくさんルールがありますが、詳しくはHPを見てください。
感想
行ってよかったなと思っています。人によって全く感想が違うので、参考にしないでください。
初日に一番きつかったのは、胡坐または、正座で同じ体制をキープすることです。私の場合は、しびれと膝の痛みがありました。人と喋らないことは全くつらくなかったです、もともと一人の時間が好きな方だし、自分だけの世界にいることは、私にとってはとても安心感がありました。
瞑想に関しては、もともと、モンキーマインド(思考)が少ない方でしたが、七日目くらいまではずっと思考が頭の中でうるさくて、頭がおかしくなりそうでした。七日目からは、思考が落ち着いてきて、瞑想に集中することができ、マインドがクリアになったような気がします。
瞑想は頭のゴミ掃除ともいわれています、私の頭の中はゴミがたくさんたまっていたので、7日間でそれを掃き出した感じがします。そう考えれば、最初はうまくいかないと思っていても、うまくいかない期間も実はうまくいっているのだと思いました。
今に集中することができると、余計な事を考えない・気にしなくなる、そして、本当に必要なことがはっきり見えてくる感覚があります。瞑想が終わった直後は、なんとなく頭体が軽くてすっきりしたような気分でした。
変化を感じたのは、瞑想が終わって、町に降りてからです。周りの人に対する自分の対応が変わったと思います。なぜか自然に、自分は愛されている充足感があり、今までよりもさらに思いやりと自信、信頼感を持って人と接するようになりました。
ヴィパッサナー後はしばらくは、朝晩一時間づつ瞑想を続けていましたが、今は気が向いた時間にやっています。
余談
一日だけ、瞑想中にサルの大群推定100匹がセンターの周り、屋根の上を一時間くらい走り回っていてうるさかった。